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有料老人ホームの選び方

老人ホーム選びの難しさ

 近年の高齢化の進行によって、老後の生活の場として高齢者のための介護施設へのニーズは確実に高まっています。
 しかし、いざ介護施設への入所を考えると、ほとんどの方はその種類の多様さから、どのような施設を選んだらいいのか困惑してしまいます。
 介護施設の選択に関しては自治体の相談窓口やケアマネージャーに相談することもできますが、特別養護老人ホーム(特養)やケアハウスなどと違って有料老人ホームは「福祉」事業ではないので、あまり熱心に相談にのってはもらえないという声も時々聞かれます。
 また、老後の生活についての希望や介護についいて抱える問題はそれぞれ違うので、納得する施設選びをするためには、あなた自身が介護施設についての知識を身につける必要があります。

 

多様な老人施設

 いわゆる「老人ホーム」といってもさまざまな施設があります。
 家庭での介護が難しくなって施設への入所を考える場合、一般の方がまず思い浮かべるのが特別養護老人ホーム(特養)でしょう。特養は、比較的金銭的負担が少なく入所できるとされていますが、施設によっては数百人の待機者(入所待ちをしている人)がいるともいわれ、なかなかすぐに入所するのは難しいようです。また、報道にあるように、今後特養の入居者は「要介護3」以上に制限する方向のようです。もちろん、特養も施設によって大きな差はあるようですが、今後の余生を楽しみたいと考えている方にとっては、あまり相応しい施設ではなさそうです。
 その他、認知症で家庭での介護が困難な場合はグループホーム、自分の生活には全く心配のない場合は高齢者専用賃貸住宅といった選択肢も考えられます。そのようななかにあって、「介護付き」「住宅型」「健康型」と3つのタイプがある「有料老人ホーム」は、利用者のさまざまなニーズに応えることのできる施設があり、守備範囲はかなり広範にわたります。
 ただし、それぞれの有料老人ホームが、すべての高齢者のニーズに応えられるというわけではありません。有料老人ホームにはさまざまな個性的な施設があり、理想とする生活形態にも大きな差があります。その中から自分たちの理想に近い施設を選択することが、その後の安寧な生活を送る上で重要な部分になります。ただし、そのような情報を施設紹介のなかから読み取るにはコツがあるため、自分たちに最適な施設を選ぶのはかなり難しい問題と言えるでしょう。

 

このページについて

 このページでは、仕事として老人ホームに関わっている立場から、これから施設の利用を考えようとする方の満足度の高い施設選びをお手伝いしたいと思い作成しております。老人ホームについて理解し、ご自分にあった施設に入居していただくことは、施設の側からしてもありがたいことなのです。
 なお、記事は仕事の合間にコツコツと作成しているものですので、未完成な部分に関しては気長にお待ちください。